稲里にお住まいのBさん。

大きな片流れの屋根と煙突が印象的なBさんのお住まい。

「とにかく寒くて、じめじめした家だったんです」そう話すBさんは、2年前にこれまで住んでいた寒く不快な住まいを、パッシブソーラーによる再生工事で、暖かく快適な住まいへと大変身させました。

建て替えでなく、再生するという選択。

これまで住んでいた家は、築10年と建て替えるにはあまりに短い期間であり、それなりに思い入れもあったため、建て替えではなく、既存の構造は活かした上で心地よさを手に入れる方法を選択されました。手間暇は掛かるけれどパッシブソーラーによる再生工事が可能だということを知ったBさんは、OM加盟工務店数社にその旨を打診したところ、快く引き受けてくれたのが美登利屋工務店だったそうです。
すでに再生工事の実績があった美登利屋さんは、断熱やパッシブソーラーのインストールといったことだけでなく、地盤調査を行い、隣の敷地を地盤改良した上で、構造的にムリのない設計で再生工事を行ってくれたそうです。大屋根で平屋と2階をつないだようなプランはこうして生まれましたのだとか。以前の家の梁があらわしで使われ、濃い自然塗料で塗られた床とともに、「昔の木造校舎のイメージ」になっており、旦那さまのこだわりの薪ストーブがとても似合っています。他にもスキーを趣味に持つBさんのために、飯綱や戸隠の山々を望めるような開口部を設けたりと、温熱環境の改善以上に、心地よい住まいに変身したことは確かなようです。

建材だけでなく、記憶も紡ぐ家づくり。
信州の山々を望むことができる窓。

暖かく、爽やかな家に生まれ変わった我が家。

もちろん懸案事項だった寒さと湿気は、パッシブソーラーと羊毛断熱材がしっかりと解決してくれました。冬の朝でも室温が15℃以下にはならないそうです。薄曇りの日でも、ほんのりとした暖かさがあるといい、お日様が顔を出さない日のために入れた補助暖房も、あまり使わないのだとか。また、通風と換気もしっかりと計算され、風通しがよくなったため、じめじめ感は皆無になったそうです。
人工的なものはあまり使わず、お日様の暖かさや、爽やかな風を上手に取り込んだ住まいを創りたいと願ったBさん。その願いは、見事叶ったようです

炎も愉しめる薪ストーブ。
明るく開放的に生まれ変わった室内。

→心地よいひととき お客様の声 に戻る